外国為替市場は世界一の規模を誇るマーケット

金融市場の中で、外国為替市場は世界一の規模を誇るマーケットですが、その取引量は近年、一段と拡大しています。

例えば2007年には1日平均約4兆ドルものお金が売り買いされましたが、この金額は2001年(約1.6兆ドル)の約2.5倍、2004年(約2.4兆ドル)の約1.6倍にも及んでいます。

世界中でやりとりされるお金が数年でこれだけ増えたというのは驚きですが、その背景にあるのが中国やインドなど新興国の著しい経済成長です。これらの国が発展したことで、ドルやユーロ、円といった主要通貨以外の通貨による取引が活発になってきたのです。

では実際に、どんな通貨がどれくらいの量、取引されているのでしょうか。

ーロ/ドルが不動の1位で、2位ドル/円の2倍以上の取引量があります。また、ユーロ/ドル、ドル/円、ポンド/ドルの3通貨ペアで、2001年が61%、2004年が58%、2007年が52%と圧倒的なシェアを諦っています。

取引の主要通貨は、ドル、ユーロ、円、ポンドの4通貨なのです。

イサムのザ・ゴールデンスパイダーFX

各国の外国為替市場の取引量もみておきましょう。2007年の1位がロンドン市場、2位がニューヨーク市場、3位がチューリッヒ市場(スイス)、4位が東京市場となっています。

「えっ、あの有名なウォール街のあるニューヨークが1位じゃないの?」と思った人も多いのではないでしょうか。そう、外国為替の世界では、ニューヨークではなく、ロンドン市場の取引量がダントツに多いのです。

ロンドンには、ウォール街と並ぶ世界の金融の中心地、「シティ・オブ・ロンドン(シティ)」があります。また、ロンドン市場ではアジア通貨やアフリカ通貨、東欧通貨、中近東通貨なども多く取引されていることが1位の理由です。

東京市場はどうかというと、2004年の調査までは3位を保っていました。ところが今では、その座をチューリッヒに奪われ、さらにシンガポールにも抜かれそうになっています。

これには、スイスの金融界が打ち出した、2015年までにロンドン、ニューヨークに次ぐ金融市場を目指す「金融界マスタープラン」が功を奏しているようです。

そればかりか、日本の景気後退で日本企業の貿易取引が減少し、それにともなって東京市場の元気がなくなったことも影響しています。



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